「地上の星」を聴きながら……

更新日:5月16日

 昨年9月に刊行した『ニッコール千夜一夜物語 Ⅰ』がおかげさまで大好評につき、はやくも第2弾が出せることになった。今回の『ニッコール千夜一夜物語 Ⅱ』(3/31発売)では「第四十一夜」から「第八十三夜」(未発表)までを収録する。



 そもそも「ニッコール千夜一夜物語」とは、ニコンの光学設計者ふたりがニコン製レンズの開発ストーリーや性能を実写(作例)とともに解説するという人気連載企画。


もともとはニコンの会報誌「ニッコールクラブ」に1998年12月号より連載が開始され、第43回からはニコンのウェブサイトにその場を移して、現在80回を数える。


 著者である大下孝一氏と佐藤治夫氏は、ニコンで36年間、ニッコールレンズの設計に携わってきた、超ベテラン光学設計者。


当然、過去の銘玉の数々は、著者ふたりの先輩(あるいは同僚)設計者が手掛けた仕事であり、本書ではその光学的意図や性能を分析すると同時に、それぞれの設計者たちの思想から試行錯誤の過程までもがていねいに語られる。


いわばこれは、“光学設計者たちの挑戦の物語”でもあるのだ。


ページをめくるうち、読み手の頭のなかに中島みゆきの「地上の星」が、自然と流れてくるに違いない。


(カメラホリック編集部 YOS)


















Cameraholics select ニッコール千夜一夜物語 Ⅱ


3,300円(税込) 発売日:2022/3/31 ISBN-10: 4798627488

ISBN-13: 978-4798627489 ------------------------- 【著者】 佐藤治夫、大下孝一 2021年9月に当社より刊行した『ニッコール千夜一夜物語 Ⅰ』は、名著復刊への歓迎ぶり、オールカラーでの作例掲載および資料的価値の高さへの高評価など、評判も上々。今回の『Ⅱ』では「第四十一夜」から「第八十三夜」(未発表)までを収録する。 本書では、連載時の記事に対してレンズのスペックなどを追加して資料性を高めるとともに、記事内容については一部書き下ろしたり情報の修正等を入れ、「完全版」として刊行する。 「ニッコール千夜一夜物語」とは? 「ニッコール千夜一夜物語」とは、ニコンの光学設計者ふたりがニコン製レンズの開発ストーリーや性能を実写(作例)とともに解説するという人気連載企画。そもそもニコンの会報誌「ニッコールクラブ」に1998年12月号から連載が開始され、第43回からはニコンのウェブサイトにその場を移して、現在第80回。「アサヒカメラ」(朝日新聞出版刊/2020年休刊)では2014年5月から再録として休刊まで掲載されていた。その連載をまとめたものを『ニッコール千夜一夜物語 ~レンズ設計者の哲学と美学』(朝日ソノラマ・クラシックカメラ選書)として2005年に刊行。連載記事は基本的に、1回につき1本のレンズを取りあげており、当時の設計者が何を考えていたか、どんな写りをするのか、現役の光学設計者がひもといていく。